アフィリア・サーガの問題点 part.2

アイドル考察ブログ「Idolics」blog

記事が長くなりすぎたので2つに分けました
アフィリア・サーガの問題点 part.1からお読みください

アフィリア・サーガの問題点 [続き]

ライト層のファンが少ない

コアなファンはアフィリア魔法学院にも通うし、ライブやイベントにも参加する。物販やCDなども買いまくる。しかしそれだけではアイドルの人気はなかなか成り立たず、なんとなく「アフィリア・サーガっていいよね」といったライト層のファンを取り込む必要があります。CDを出せば1枚ぐらい買ってくれたり、気が向いたらライブに来てくれる程度のファンです。何もデータが無く個人的な感覚ですが、アフィリア・サーガはここが弱い。なぜライト層が弱いのかは様々な要因があるはずですが、思いつくことをいくつか挙げてみます。

まずこの記事のpart.1で一番上にも書きましたが、人数を特に決めず「学院型ガールズ・ボーカル・ユニット」というコンセプトの入門・脱退システムを採用しているということで、メンバーが固定しません。アイドルの運営サイドとしては最もリスクの少ない運営パターンですが、ファン側から見ると思い入れを持って応援していたのに、すぐ卒業してしまうのでなかなか固定ファンになりにくいということがあります。モーニング娘。が途中からガチャガチャして「今誰がいるのかわからない」となったように、アフィリア・サーガも途中からどうでもよくなってくるんですね(ライト層は)。

良くも悪くもメンバーを横一線の扱いにしているので特徴を掴みにくく、しかも名前だけは世界観重視なのか、カタカナで覚えにくくなっており、ライト層はなかなか覚えないんですよね(ルイズ・スフォルツアとかコヒメ・リト・プッチなど)。コアなファンですら過去に所属したメンバーの顔と名前を全部言える人は限られているのではないでしょうか。

グループの顔がいない(作っていない)

誰が入っても抜けても安定して運営できるようにだと思いますが、運営サイドの意向でグループの「推し」になるメンバーを設けていないように感じます。もし「推し」はいるよと運営が言うのであれば失敗です。全くそう感じません。可愛かろうが可愛くなかろうが、歌がウマかろうが下手だろうが、運営の「推し」ってありますよね。ゴリ推しとも言いますか。基本的にアフィリア・サーガはほぼ横一線扱いなので、グループの顔(象徴)が見えず、ライト層を取り込むには印象が薄すぎます。

また、あるメンバーのファンになったとしても、グループ人数分の1としての扱いしか受けないので、例えばメンバーが12人であれば12分の1しかPVなどに映りません(厳密には若干の推しはあるように感じますが)。運営の推しメンが好きなファンはPVやメディアに多く映るのが好きだし、干されメンを応援するのが好きなファンもいます。アフィリア・サーガのように横一線だと応援しにくいイメージです。立ち上げメンバー(初期メン)だけは若干扱いが手厚いように感じることもありますが、学院のコンセプトとしては基本的に横一線扱いですよね。特定メンを応援しにくいです。

個人的には最初から、初期メンのコヒメ・リト・プッチ(小日向茜)をメインに置いて、アフィリア・サーガの顔として売りだしておけば、ライト層の入り口にはなったのではないかと思います。コヒメちゃん可愛い→他はどういうメンバーがいるのかな?という流れでファン層が広がっていくので、グループの顔は作っておいた方が良かったはずです。例えば私は「i☆Ris」というグループが好きですが、入り口はi☆Risの顔ともいえるイメージカラー青の芹澤優さんでした。しかし結果的にオレンジの久保田未夢さんを好きになってしまっているというようなことがあります。アフィリア・サーガの中では特にコヒメさんがアフィリアの世界観にピッタリの容姿をしており、アイドル性も間違いなく頭ひとつ抜けています(背は低いですが)。本人がメインを嫌ったのか運営がそうしなかったのかはわかりませんが、ここは戦略ミスだったように思います。コヒメさんのポテンシャルに気付かなかったのか。多少運営の推し的な扱いをしているように感じますが、あの程度ではライト層はなかなか気付かないですね。「コヒメちゃんは小さいからセンターに置いているのかな?」という程度にしか感じません。もちろん他にも可愛いメンバーやアイドル性の高いメンバーもいますが、アフィリア・サーガとしてはコヒメさん推しを通すべきだったのかなという感じです。軽い推しじゃなくて圧倒的な推しです。珠理奈レベルで。

志倉千代丸氏はアイドルの出口戦略まで考えているようなので、あまり運営の「推し」を作るとかえって弊害になる可能性があるため横一線の戦略を採っているのかもしれません。アフィリア・サーガを足がかりにして、声優や独立したタレントや他にもそれなりの職種に就けるようになるまでが戦略なのかもしれません。しかしその母体であるアフィリア・サーガ自体がイマイチ売れないようではその戦略はなかなか実りませんよね。もし出口戦略まで考えた今の横一線スタイルであれば、まずはアフィリア・サーガ自体を最大限まで成功させることを考えるべきでしょう。

グループの顔が見えず、ただの集団に見えてしまうからなのかインパクトがありません。むしろイベントなどのとき、5人ぐらいでパフォーマンスした方が印象に残ることがあります。最近の出来事で象徴的だったのは、テレビ朝日の「アイドルお宝くじ」という番組で出演アイドル5組の中で最下位でしたよね。出演メンバーは、つりビット、吉田凜音、La PomPon、まなみのりさ、とアフィリア・サーガでしたが、ビリで敗退しました。あの回でまなみのりさが歌った「花魁サンダー」は圧倒的だったにしても、出演メンバー的には2位に十分入れるはずでした。あの会場にいた人は目の肥えたアイドルファンだと思いますが、その人たちから見てもアフィリア・サーガは最下位という評価です。よくわからん12人がブワーっと歌って、よくわからんうちに終わった感じじゃないでしょうか。雑多な印象だけ残って票に結びつかなかったわけですね。あのときも、例えばコヒメさんで目を惹かせておいて、他のメンバーも活かすというフォーメーションでよかったように思います。おそらくですが、アフィリア・サーガの本人たちは、まなみのりさと競って1位か、惜しくも2位ぐらいだと思っていたはずです。しかしあまりにも予想外の結果に愕然としていたように感じました。そりゃアニサマに出演して何万人の前でパフォーマンスしている立場ですから、他の無名アイドルに負けるはずは無いと。しかしアニサマは基本的に志倉千代丸氏のおかげで出られているわけで、実力で掴みとったわけではないということですね。アイドルお宝くじで自信があったメンバーは、今のままでは所詮12分の1の存在であることに気付いていないように感じます。それぞれがアイドルとして「1分の1」であると自覚したとき、グループとしてのシナジーを発揮するのではないでしょうか。

例えば今のアフィリア・サーガでは、仮に私がコヒメさん推しだったとしたら、他のメンバーは基本的に「どうでもいい存在」であるイメージです。これが仮にAKB48の選抜メンバーだとして、私がまゆゆ(渡辺麻友)推しだったとしても、他のメンバーは気になるんですね。AKBは露出が多いから、有名だからということではなく、推しではないメンバーも気になる存在になることはグループでアイドルを運営する場合必須事項です。AKB選抜のそれぞれが自分を「1分の1」と自覚しているから起きるシナジーだと思っています。

新メンバーに期待できない

アフィリア・サーガは2008年の結成からなんだかんだ7年ぐらい続いているアイドルグループになるわけです。キャリアとしては十分な気もしますが、ただ長いだけというキツい言い方もあります。前述したようにアフィリア・サーガは人数を特に決めず「学院型ガールズ・ボーカル・ユニット」というコンセプトの入門・脱退システムを採用しているということなので、メンバーの入れ替わりは避けられません。せっかく人気が出たのに卒業するメンバーもいれば、新しく期待されて入ってくるメンバーもいます。しかしアフィリア・サーガ自体が長く低迷していると、入りたいというアイドル志望の質も下がってくるわけですね。デキるサッカー少年が、J1の鹿島アントラーズとJ3のガイナーレ鳥取とどっちに入りたいかと問われたら、聞くまでもなく答えは出ているということに似ています(鶏口牛後を好む人もいますがプライドだけ高くて潰れていくタイプです)。要するにポテンシャルの高いアイドル志望者は他のアイドルグループを目指してしまい、出がらしのようなメンバーが加入してくることになりかねません。そういう悪循環から、既存メンバーのモチベーションも維持できません。初期メンが全て抜けた時点で完全終了でしょう。

他にも細かいことは多数ありますが長くなりすぎたのでとりあえずここまでにしたいと思います。志倉千代丸氏から問い合わせがあれば細かい点も指摘します。まあ、それは冗談ですが。
またいろいろと悪口みたいに書いてしまいましたが、アフィリア・サーガが大好きなのは間違いありません。「商売」として運営サイドがどう考えているのかは知りませんが、アイドルとしてはこういう問題点や改善点があるのでは?という目線で好き勝手に書かせていただきました。